性行為の最中にペニスが萎えてしまう「中折れ」は、男性の自信を失わせるだけでなく、女性にも不満を抱かせ、パートナーとの関係を悪化させるきっかけになります。たまたま調子が悪くて中折れしたとき、飲酒や過労を言い訳にすることはよくありますが、根本的な原因を解決しないで言い訳ばかりしていると、さらに問題をこじらせることになりかねません。

ある製薬会社の調査によれば、40代の男性の約6割、50代の男性の約7割が中折れを経験したことがあると回答しています。誰でも加齢によって、勃起力は徐々に減退していくため、ある程度は仕方がない面もあります。しかし最近では、20代で中折れを経験する方が増加傾向にあると言われています。これはストレスやプレッシャーが主な原因と考えられます。

加齢による中折れの原因のひとつは、血行の悪化にあります。ペニスは海綿体に血液が流れ込むことで勃起しますが、静脈から血液が抜けていけば萎縮します。中年以降は流入する血液量が減るとともに、一度萎えると再び勃起しにくくなります。糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病にかかっていてると、さらに血流量が減少してしまいます。

このタイプの中折れを解消するには、生活習慣を改めることが基本になります。コレステロールの摂取や飲酒を控えめにすること、十分な睡眠と適度な運動を心がけ、規則正しい生活を送ることが大切です。勃起を促す治療薬を用いるのも、ひとつの方法になります。

中年以降は性的に興奮しにくくなることも、中折れの一因と考えられます。浮気相手とは上手くできるのに、決まったパートナーが相手だと中折れするケースが少なくありません。性行為のマンネリ化を防ぐため、場所や衣装を変えるなど、趣向を凝らしてみることが対策のひとつです。場合によっては精力剤や器具を使ってみるのも良いかもしれません。

若いのに中折れするという場合は、誤ったマスターベーションや心理的な問題が理由に挙げられます。いつもマスターベーションでペニスに強い刺激を与えていると、本番では刺激が足りないため射精できず、そのまま萎えてしまうことがあります。この場合はソフトな刺激で射精できるような訓練が必要です。

若くても生活習慣病にかかることはありますが、それよりも多いのは心因性の中折れです。過剰なストレスにさらされると、勃起を促す副交感神経が作用しなくなり、交感神経が強く働いてペニスを萎えさせることになります。

相手の女性が彼女なら言い訳はするべきではない

心因性の中折れは、経験不足などで強いプレッシャーを受けたときにも起こります。そして一度失敗してしまうと、次も失敗するのではないかと不安になり、さらに大きなプレッシャーを受けることになります。ここで大切なのは、飲酒や疲労などを言い訳にしないことです。

1回限りの相手なら、こうした言い訳で逃げることもできますが、決まったパートナーが相手では、同じ言い訳は何度も通用しません。上手く行かないことを責められ、心理的に追い込まれると、ますます失敗する可能性が高くなります。このようなことが重なるにつれ、相手との関係も険悪になる恐れがあります。長く付き合っていくつもりなら、その場しのぎの言い訳は避けるべきでしょう。

心因性の中折れを改善するには、ストレスを解消することが第一の対策です。仕事や人間関係に悩みがあるときは、スポーツや娯楽などで上手に発散する方法を見つけます。バランスの良い食事で体力をつけ、できるだけリラックスして性行為に臨むことも大切です。

信頼できるパートナーなら、悩みを正直に話して協力してもらうのも効果的な方法になります。性行為は自己満足ではなく、共に努力してこそ価値があることを意識しましょう。